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平等なもの 大切なもの

格差社会が社会問題化しています。しかし、支配する側・支配される側の関係で観れば、古代から続いている構造の様に思います。資本主義、社会主義の別はありません。

この世の中ですべての生物に平等に与えられているものがあります。それは時間です。その使い方は個人に委ねられています。私は社内でよく権利と義務と時間に関して話をします。1日は24時間で普遍。そのうち8時間は労働時間、8時間は睡眠時間、残り8時間は自由時間(所謂プライベート)です。1年間で自社休日は105日ですから、年間労働時間は2080時間(8x260日)、同自由時間は840時間となります。休日が多少増えても、シェアは大きく変わりません。

この2つの時間(持ち時間)の対比で容易に想像出来るのは、持ち時間が多い仕事を充実させれば、年収が上がり、持ち時間の少ないプライベートも充実していくと言うことです。メンタル的に両者を分けるという言うことは、リフレッシュと言う点で大切です。しかし白黒で、自利(損得勘定で)で割り切ってしまうと、自分自身が損することになる世の仕組みになっていると思います。要はバランスが大切です。

働き方改革や労働者権利保護の大きな動きがあります。それは重要なことですが、全てを鵜呑みにして権利と義務だけで割り切るとどうなるか。日本の衰退が懸念されます。権利を主張できる者は、義務を遂行できる者と言えば表現が固いですが、仕事も精一杯頑張って、プライベートも頑張る。その方が人生は楽しいと思います。