立冬が過ぎました。春に向かって季節は移って行きます。コロナが猛威を振るい出して約１年。コロナが原因ではなく、コロナがトリガーで見えてなかったことが見えてきていると、私は感じています。

＊ワクチンと防衛
日本でなぜワクチン接種の速度が遅いか。慎重であるというのは暢気な答えだと思います。危機管理という視点で、気付いたことですが、ワクチン先行国の大半は自国で軍隊を有しているという事実があります。それらの国々では、軍隊は常に有事に備えていますから、生物化学兵器が使われた場合にどうように対応するかのガバナンスが機能しているのだと思います。既に基礎研究と生産体制が出来上がっていて、コロナ＝準戦時状況に戦争モードで臨んでいる。日本には軍隊が無いので、その対応は民間に委ねられている。民間は営利を優先するので、いつ売れるか分からぬ対象に投資しない。常に戦時であるイスラエルなどは遠い昔に金に物を言わせて、全国民へのワクチンを用意している。国を無くした経験があるからこその対応であると思います。中国に不法侵入されている尖閣諸島など、日本は防衛に関してもワクチンと同じ対応です。日本も意識を変えねばならないと、コロナは教えてくれているように感じます。どうも日本では、軍事目的の研究には税金が使えないらしい。ミサイルとワクチンを同じだと考えている学者や政治家が存在するのが、脅威です。

陽性と陰性
数値に一喜一憂しています。TV番組では不安材料にフォーカスして興味を引こうとしています。
医療崩壊、看護師不足果たして事実でしょうか？過日TVで報道されていましたが、東京では２４時間、医師が注文を受けて依頼者の自宅を訪問し、診察とPCR検査を請け負う。見事なニッチビジネスです。大学病院に勤めている若い医師などには魅力的な臨時収入を得るチャンスです。依頼者は不安が軽減でき、会社は儲かる。WinWinの関係です。また陽性が適度に増えないと集団免疫が形成されない。ワクチンは害の少ない陽性を意図的に作り出す効果もある。陽性=×　陰性＝〇ではないことに気づくべきです。ワクチンを打つが如く、軽度の感染を重ねて、症状が出ないで、抗体が出来上がった人は、かなり存在するのではないでしょうか。コロナがエボラ出血熱や昔のペストやコレラのような共存できない対象でなくて良かったと思います。

政治家のモラル
菅総理の本性が見えません。やられ放題なのか、したたかにチャンスを待っているのか。過日昭和の宰相田中角栄のTV特番を見ました。私は角栄さんをよく物まねしていたので懐かしく感じました。あの演説は魅力的です。聴衆をワクワクさせます。時代背景もそれを可能にしたのでしょうが、今の政治家にはない魅力です。小泉元首相がやや近いでしょうか。管さん、期待倒れにならぬよう望みます。一方野党の政治家、コロナがかなり助けてくれています。なのに一部の女性政治家の人格攻撃のような質問態度は、ハラスメントにはならぬのでしょうか。聞いていて不快しかありません。角栄さんは５４才で総理になっています。今の世界リーダーの基準内です。昔の日本の方が先を行っていたのでしょうか。

事象を観察する余裕とスキルを磨いていきたいと願います。