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今年も美しく咲きました!

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今年も美しく咲きました。弊社自慢のドコモ櫻です。夜の看板の明かり(赤)に照らされると、さらに見事な夜桜になります。ちょうど、先週火曜日の爆弾低気圧の前日に
開花し始めました。早く散ってしまうだろうな?と残念に思いましたが、元来生命力のある古木なので、今も多くの花弁をつけています。自然の力は偉大ですね。

この木に纏わるStoryをお話します。現在はドコモショップが建っていますが、弊社が土地を購入する前は、地権者が10名ほどいる複雑な土地の家屋の庭に、この桜は根を張っていました。土地購入前は、隣家はすべて空き家だったので、手入れされる人もなく、弊社土地まで張り出し、駐車している車にねばい樹液(花蜜?)や毛虫を落としていました。そこで、社員が自社内に張り出す大きな枝や幹を2回切り落としました。その後、その社員は体調を崩し、胃を切除した経緯があります。このことから、
ドコモショップを建てる前には、生前の父親より、この桜の木には最大限の配慮を払うようにと言われました。建物の設計図を、この桜を中心に書いたくらいです。工事前に、現場監督にも十分に説明し、くれぐれも注意をするように指示しました。

ところがです。工事中の日曜日に私が訪れた際、唖然とした光景を見てしまいました。なんと、この木が根こそぎ倒れていたのです。工事中に木の周囲の土壌を掘っていた際に、そのようになったとのこと。現場監督は、それはもう真っ青でした。でも
起きたことは仕方ない。再度同じ土地内に移植し、神主さんにお祓いを受けました。それから造園業者さんに手配し、この木はしばらく別の所で養生してもらうようにしました。それから、設計図の引き直しです。この木が移動することにより、地下駐車場の出入りが便利になるからです。無事工事が終わり、出来る限り元の位置に近い場所、すなわち現在地に移植しました。それからもう10年近くなりますが、何の禍もなく、仕事も順調に進ませてもらっています。

桜の木に纏わる話は、あちこちであるようですが、私は、この木を単なる木ではなく、自然であると捉えています、そして、敬意をはらうようにしています。そうすれば、毎年決まった時期に美しい花を咲かせて、私たちを幸福にしてくれます。
この木には、時折、幹を触りながら、「いつも有難う!」と声を掛けています。

爆弾低気圧といえば、その日私は芦屋まで行き、帰途で明石海峡大橋の通行止めに遭遇しました。第二神明道路須磨料金所を過ぎたトンネルの中で、やく3時間ほどの足止めです。外ならともかく、トンネルの閉鎖的環境の中では、あまり、いや、かなり気持ちが悪かったです。初めての経験でした。

The end.