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こんな経験ありませんか?

みなさんご存知のように車のメーターには色んな表示があります、ガソリンの残量計であったりスピードの速度計などがありますが今回は温度計の話を少ししたいと思います。冬の寒い時メーターを見ると・・・。あれ?もう30分も運転しているのに水温計が上がらない!なんて事があります、こんな経験ありませんか?
車のエンジンにはサーモスタットという部品があります、役割を一言で言うと温度調節機になります!
身近な物で言うとコタツなんかもそうですね!暖かくなってきたな~と思ったら突然 パチン! と音がしてコタツが急にヤル気を失くす事があります、ひと昔前って感じかな(笑)これも同じで温度が上がると役目を果たしたかのようにヤル気を失くし温度が下がるとまたヤル気をだす!こんな感じですね。車のエンジンの場合は水の温度を早く上げないといけません!(燃焼効率を上げる為)冷えてる時はラジエター内部で水を循環しています、その役割をしているのがサーモスタットです!水をエンジン内部へ循環しないように水路を塞いでいます!温度が上昇していくと膨張し、温度が下がると収縮する!つまり、温度によって膨張具合が微妙に違うので非常にリアルタイムな調節が可能なのです!例えば・・・水温が高くなるにつれてサーモスタットの開度が10%・20%・30%といった感じで温度によって開き具合が変化します。(水温が90%近くになると全開になります)
下の写真が実際にエンジンに取り付けられているサーモスタットです!
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左側が新品・右側が開いたまま壊れてしまっている状態です。
開いたままになるとエンジンが冷えている状態でも水がエンジン内部まで循環していまうのでなかなか水温計が上がりません(暖房がなかなか効かない)でもこの事象は夏だと外気温度が高い為気付きません!恐ろしいのは閉じた状態で壊れてしまった場合です、エンジン内部へ水が循環しない為オーバーヒートしてしまいます!(エンジンが高温になり焼き付く状態)最近の車は水温計が変わりましたね、針で示すタイプじゃなく色で判断するようになってきました。(冷えてる時は水色で温度が高くなると消灯する高くなりすぎると赤色が点滅しオーバーヒートすると点灯します)車に乗っている時はあまりメーターを気にせず運転してしまいがちですが車のメーターには色んな表示があります、この機会にぜひ一度気にして見て下さいねトラブル防止にもなりますよ!
                               
岸本敬太